この度、東京都内でのオフィス移転に伴う工事のご協力をさせていただきました。
工事内容は、既存パーティションの解体や移転先でのパーティション工事、付随してガラス工事となります。
パーティションにて会議室、応接室、社長室を構築しました。
オフィス移転で既存材を転用するメリット
既存のオフィスで使用していた会議室の一部のパーティションを、移転先のオフィスで再利用する運びとなりました。
下記の表は、(A)既存材料を処分し移転先で新規材料を使用(B)既存材料を再利用し不足材のみ新規材料を使用
(A)と(B)で発生するコストについて比較しました。
(A)の場合「既存材処分+移転先で新規材使用」
既存解体処分費 | 240万円 |
新規材+搬入取付費 | 1,200万円 |
現場諸経費 | 360万円 |
合計 | 1,800万円 |
(B)の場合「既存材を転用+不足材のみ新規材を使用」
既存解体運搬 | 350万円 |
不足材のみ新規 | 650万円 |
現場諸経費 | 250万円 |
合計 | 1,250万円 |
(A)1,800万円(B)1,250万円という結果になり、(B)の方が550万円もコストを抑えられることが分ります。
既存材料を移転先のオフィスで再利用するメリットとしては、新規材料で全て賄おうとするとコストがかかるので、いかに費用発生を抑えるか?という点では非常に有効になります。
例えば、パネル材に穴が開いてしまった材料を転用するわけにはいきませんが、キズや汚れが付着した程度のパネルであれば、補修次第で再利用も可能となります。
既存材を転用するということは、SDGsの観点にも合致しています。
コストも抑えられて地球環境にも貢献できるので、既存材料を利用しない手はないですね。
画像1
画像1・・・移転前で使用していたパーティション材を番号で割り振り、移転先オフィスの指定されたエリアに転用します。
オフィス移転工事のメリット
オフィスを移転することで得られるメリットは多々あります。
社員のエンゲージメントの向上や社員の働きやすさUP、企業のブランディング等、多岐にわたります。
今回の移転工事では「コスト削減」というところで、大きなメリットが出せました。
賃料削減で備品の共有も図れる為、コストカットに繋がります。
複合機や電話機といったOA機器の数を減らせるので、コスト削減に繋がっていきますね。
またオフィス移転で転用できるものは、移転前に使用していたパーティションやガラス材だけではありません。
業務で使用していたテーブルやチェア、キャビネット、収納スペースといった什器もあわせて移転ができます。
破損や劣化が進んでいる場合は修理や交換が必要になりますが、移転後にレイアウトに合わせて配置し直すことができます。
パーティションを転用する際に伴うリスクとしては、事前に解体してしまうと間仕切がない状態で営業をしなければなりません。
移転するタイミングによりますが、お客様と接する機会が多くなる受付回りや会議室等は、移転の直前まで間仕切を残しておくと安心かもしれません。
画像2
画像2・・・移転先のオフィス。新規材だけでなく、既存材も転用し会議室を構築しています。
画像をご覧の通り、既存材を使っていても新規材と変わり映えないですね。
Reconextカンパニーでは、主要事業としてオフィス・クリニックを中心とした内装改修工事を行っています。
当社で工事のご協力をさせていただいた、他案件でのオフィス移転工事の事例はこちらをご覧ください。
http://nohara-inc.co.jp/reconext.nohara-inc.co.jp/dev/works/273/