現場名 | はたのだい駅前内科・糖尿病クリニック |
工事種別 | 鉄骨造3階建て2階部分。 新築によるクリニックモールであったので、スケルトンの状態から施工。 そのため比較的自由度は高かった。 |
工期 | 1.5ヶ月 |
施工面積 | 103.3㎡(31.3坪) |
設計会社 | 野原ホールディングス株式会社(株式会社實空間設計に委託) |
施工会社 | 野原ホールディングス株式会社 |
開業に向けた院長様の主な希望
1)想定されていた天井高が低いので、できるだけ高くしてほしい。
2)病院っぽく無く、北欧風のデザインにしたい。
3)待合室はゆったりくつろげる感じにしたい。
4)フットケアがしやすい設備
リコネクストカンパニーからのご提案内容
開業に向けた院長様の主な希望 | リコネクストカンパニーからのご提案内容 |
天井高が低いので、できるだけ高く | 建物の賃貸想定図面では梁を隠して、フラットの天井になることを想定されていましたが、梁型を出すことで、梁以外の天井を極力高く(H2700mm)することで、空間全体の圧迫感を和らげました。 |
病院っぽく無く、北欧風のデザインに | 木目を基調として、温かみのある空間に |
待合室はゆったりくつろげる感じに | 受付背面には、タイルを施し立体的で柔らかい風合いを出すことで、患者様のクリニックに入る際の緊張感を和らげる効果を演出 |
フットケアがしやすい設備 | 低い位置でのシャワーと排水用シンクの設置 |
ー | 院長のお子様が体調不良の際に、連れてくることも想定されていたことから、院長室は畳を敷き、靴を脱いで休めるように |
<お客様の声>
■はたのだい駅前内科・糖尿病クリニック 寺崎 沙矢香 院長さまより
経歴
東京医科大学 卒業
昭和大学病院 初期臨床研修医を経て、
昭和大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科 入局
スウェーデン王国 渡欧・帰国
浅草病院 糖尿内科・健診センター
大口東総合病院 糖尿病内科・一般内科
開業した経緯を教えてください
大きな病院では、待ち時間の問題もあり、患者様と話す時間も短くなってしまうため、患者様の病気の悩みやそれ以外の悩みも聞きながら、患者様に寄り添った診療をしたかったので、いつかは開業をしたいと思っていました。
旗の台については、昭和大学を中心に近隣の病院にて働いていたこともあり、地域の事も良く理解をしているし、街の雰囲気や人の活気が好きなので、この地で開業したいと思っていたところ、丁度良い物件の情報があったため、少し早いかと思いましたが、開業することを決意しました。
内装はどのようなイメージを持っていましたか?
糖尿病という科目であることから、患者様も定期的に来院されることになります。
また、病気の悩みや病気以外の悩みについても、ご相談頂けるように、病院のような雰囲気ではなく、木目を基調とした北欧風の温かみのある雰囲気を希望していました。
糖尿病の合併症に足病変というものがあり、最悪の場合、脚を切断しなくてはならなくなります。
血糖値が高い状態が続くと起こりやすくなることから、血糖値を良好にコントロールするとともに、フットケアが大事になってきますので、そのお手伝いもできるようになっております。
工事期間中はどうでしたか?
プラン作成中は色々とやりとりさせて頂き、打合せの中で信頼度も増していました。
最終的なプランが出来上がって、実際に工事に入ってからも、安心して任せられると思っていたので、特に現場に行くこともなく私自身の準備に専念できました。
工事中は、定期的に現場の状況も報告して頂けたので、出来上がりをワクワクしながら楽しみに待っていました。
事務的な開業準備もあり、子育ても並行して行っていたので、あっという間に時間が経ってしまったというのが実感です。
出来上がってみていかがですか?
最終的なプランになるまでは、自分のイメージやコンセプトを色々と伝えさせてもらい、盛りだくさんではありましたが、要望は全て叶えてもらったと思っています。
実際には、コーナー部の丸みや収納の使い勝手など、さりげない気配りが随所にあり、自分の想像以上のクリニックが出来あがったと思っております。
リコネクストカンパニーを知った経緯を教えてください
もともとコンサルタントさんからの紹介でプランを作ってもらい、内容もモダンな感じで良かったのですが、予算との兼ね合いもあり決めかねていました。
元々、自分でもインターネットで調べるのが好きだったので、引越業者をさがすイメージで、色々な工事会社があるのではないかと思い、内装工事のマッチングサイトに登録しました。
その中で見つけた数社のうちの一社が御社でした。
リコネクストカンパニーに決めた理由を教えてください
金額面もありますが、営業・工事と、それぞれに対応して頂いた方の人柄が良かったことです。
開業に関する質問や内装に対する要望などに対しても、熱心さが伝わってきました。
特に最初の打合せで3Dの動画まで作ってきて頂けて、直ぐにイメージが湧きました。
設計の方も自分のコンセプトに合った提案をして頂き、こちらの難しい要望についても熱心に考えて頂けました。
リコネクストカンパニーの担当者の方が話しやすく、コミュニケーションも非常に取りやすかったですし、送った際の相談メールも直ぐに返事をくださるなど、レスポンスも非常に良かったです。
<院長様の満足ポイント>
■受付・待合室
北欧風
木目を基調として、温かみのある空間にしました。
院長様がフィンランドでの生活があったことから、北欧風のイメージを持たれていましたので、壁をピンク色とし、床をグレイッシュに仕上げることで、北欧風のイメージを再現いたしました。
アクセントに受付背面には、タイルを施し立体的で柔らかい風合いを出すことで、患者様のクリニックに入る際の緊張感を和らげる効果を出しました。
■待合室
院内感染防止
さらに、受付横には隔離室を設けることで、発熱患者様の動線を確保し、院内感染の防止もできるようになっております。
■フットケア
低い位置でのシャワーと排水用シンクの設置
糖尿病の合併症には、神経障害や動脈硬化があります。
特に動脈硬化は血流障害を起こし、結果、足に様々な異常が出やすくなります。
糖尿病が進んでいくと、その以上に気づかず、最悪の場合、足の切断を余儀なくされてしまいます。
寺崎先生はフットケアの重要性を開業当初よりお話されており、フットケアが出来るようにしたいというご要望を頂いておりました。
シャワーの設置はもちろんですが、出来るだけ低い位置に排水用のシンクを設けることで、看護師様の負担を減らすように致しました。
■院長室
子育てと両立できる工夫
院長様のお子様が小さいこともあり、一緒に連れて来ることも想定されたことから、院長室は畳を敷き詰めさせて頂きました。
そうすることで、お子様が横になって眠ることや、靴を脱いでくつろぐことも可能になります。
机の下は掘り座卓とすることで、執務も座って行うことが出来るようにしました。
<リコネクストカンパニー工事担当者からの一言>
本件は、以下の懸念点がありましたが、デジタルツールの活用とこれまでのクリニック工事のノウハウを生かして、寺崎院長の思い描くクリニックの実現に尽力しました。
懸念点 | 解決策 |
1. 短工期と現場管理 |
1. 短工期と現場管理 |
2. 片開きドアから自動ドアへ 入り口を自動ドアにしたいというご要望がありましたが、入り口の扉が竪穴区画の開口となり、特別な自動ドアが必要となったことで、納期が間に合うか最後まで分かりませんでした。 |
2. 片開きドアから自動ドアへ |
本件の問合せ先
野原ホールディングス株式会社 Reconextカンパニー
電話:03-3355-1760
問い合わせフォーム:http://nohara-inc.co.jp/reconext.nohara-inc.co.jp/dev/contact/
関連リンク
はたのだい駅前内科・糖尿病クリニック開業工事(2022/6/16)
http://nohara-inc.co.jp/reconext.nohara-inc.co.jp/dev/works/982/