前回の記事では、主に診察や、治療におけるChatGPTの活用方法をご紹介しましたが、今回は事務処理や論文執筆におけるChatGPTの活用方法についてご紹介します。
前回の記事と併せて是非参考にしてみてください。
ChatGPT活用方法【事務処理】
1.文書作成
通知書、紹介状、診断報告書などの文書作成は、ChatGPTに期待されている活用方法の一つと言えるでしょう。
例えば、ChatGPTに患者の情報や紹介先などを入力した上でたたき台を作成し、最後に医療従事者が内容確認の上、必要に応じて手直しをすることで、業務負担を軽減し、効率化につながるでしょう。
2.Webサイトやブログの記事制作サポート
ChatGPTを活用することで、記事制作にかかる時間を大幅に削減できる可能性があります。
ChatGPTに記事の概要を入力した上でたたき台を作成し、そのたたき台をベースに加筆修正を行えば、早くラクに情報発信を行えるようになるでしょう。
ChatGPT活用方法【論文執筆】
1.文書要約
ChatGPTに特定の医療論文の要約を依頼することが可能です。
論文の背景、目的、結果、結論などの要点をまとめ、論文全体の概要を把握するのに役立ちます。
また、特定のキーワードや重要な概念を強調して要約するように依頼することで、特定のトピックに関連する情報を抽出しやすくなるでしょう。
2.校正
ChatGPTを校正に活用し、文章の誤りや誤字脱字のチェック、及び修正の提案も可能です。
医療論文では専門用語の正確性が非常に重要ですが、ChatGPTを用いて特定の医学用語や疾患名の正確性を確認することで、専門的な用語の誤用を防ぐこともできるでしょう。
最後に
全2回に渡り、ChatGPTの医療分野における活用方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事を参考にChatGPTを活用し、少しでも業務効率化につながれば幸いです。
ただ、前回もお伝えしたように、ChatGPTが出力した情報は、必ずしも正しいとは限らないため、その情報が正しいかどうかを判断するプロセスが必要です。
ChatGPTを適切に活用し、医療業務の効率化に活かせるといいですね。