弊社では3D空間撮影カメラの「Matterport(マーターポート)」にて、現場調査時や工事竣工後等のクリニックの3D撮影も行っています。Matterportを活用することで、撮影したデータをいつでもどこでも簡単に見ることができ、様々なシーンで活用できるため、弊社の工事案件では多く活用しています。便利なMatterportですが、とは言え、「Matterportってそもそも何?」、「どんなことができるの?」といった疑問も多く寄せられます。そこで今回は、Matterportの概要や特徴についてご紹介します。
Matterportとは
Matterportとは、現実空間をそのままバーチャル上に表現する3Dコンテンツ生成技術とそのサービスです。米国Matterport社によるサービスで、コロナ禍をきっかけに日本でもさまざまな業界で導入が進んでいます。専用の高性能カメラで撮影された3D画像によって、実際の空間をよりリアルに感じることができます。
※Matterport公式サイトはこちら
【3Dコンテンツ生成フロー】
・Matterport対応の専用カメラで現実空間を360°撮影
・撮影したデータをMatterport専用クラウドにアップロードし、3Dモデルを生成
・生成した3Dモデル内に、文字や情報、画像、動画などを追加しPRコンテンツとしても活用可能
・3DコンテンツはWEB上で簡単に公開・共有することもできます
Matterportの特徴
様々な角度での見方が可能!
ウォークスルーや、ドールハウスビュー、平面ビューといった形式で閲覧することが可能です。
Matterport社の高性能カメラで撮影された3D画像によって、実際の空間を様々な角度からよりリアルに感じることができます。
ウォークスルー | ドールハウスビュー | 平面ビュー |
まるで建物内部にいるかのような臨場感。建物を自由に見て回ることができます。 | 建物全体を俯瞰で見渡すことができるため、空間イメージを立体的に見ることができます。 | レイアウトを一目で確認できる平面ビュー。什器の配置決めなどにも役立ちます。 |
URLで簡単掲載&共有 | 様々な箇所の計測が可能 |
3Dコンテンツは、URLで管理されるため、 そのリンクを掲載するだけでさまざまな媒体で公開することができます。これによりスマートフォン、タブレット、パソコン等全ての端末でいつでもどこでも閲覧可能。 |
コンテンツ内の壁、ドア、窓、またはオブジェクトを測定することが可能です。(※数mmの誤差が生じることがあります)これにより什器等の納まりの確認に役立ちます。 |
まとめ
Matterportは、クリニック開業においてさまざまなシーンで活用できるツールです。工事進行中は、現場の進捗状況を遠隔で確認したり、什器の配置検討のために3D上で寸法を測ったりすることができます。開業後は、集患につなげるコンテンツとしてWEBサイトに掲載したり、患者様の利便性向上のために院内案内として活用したり。さらには、医療スタッフのDX化や効率化にもつながる可能性のある優れたツールと言えます。今後もテクノロジーの進化とともに、クリニックの運営や医療サービスの向上に向けて、さらなる可能性が期待されます。