Matterportはクリニック開業においてさまざまなシーンで活用できるツールです。工事進行中は、現場の進捗状況を遠隔で確認したり、什器の配置検討のために3D上で寸法を測ったり。開業後は、集患につなげるコンテンツとしてWEBサイトに掲載したり、患者様の利便性向上のために院内案内として活用したり、と様々な活用方法が挙げられます。そこで今回は、Matterportの活用事例をご紹介します。
事例①K’s歯科・矯正歯科クリニック(千葉県流山市)
この事例では、診察時に使用する医療器具や各スペースの用途、クリニックの特徴などの説明動画をMatterportのタグ機能(Tags)を使用して、3Dコンテンツ内に埋め込んでいます。これにより、来院を検討している患者様は、事前にクリニックの雰囲気や設備を把握することができ、初めての来院でも安心感を持つことができます。また、リアルな3Dモデルを見ることで、どのような流れで診察を受けるのかを理解しやすくなります。詳細はこちら
Matterportのタグ機能(Tags) とは?
事例①にてご紹介しましたMatterportのタグ機能(Tags) とは、Matterportのスペース内に、コンテンツを埋め込める機能を指します。
Matterportのタグ機能(以下:タグ) は、基本的に無料で利用できます。
※Matterportのスペースを閲覧・共有するには、Matterport専用のクラウド(有料)が必要です。
クラウドに撮影データをアップロードすることで、3Dモデルが自動生成され閲覧できるようになります。
クラウドには、編集機能が組み込まれているので、クラウドの契約費用だけでスペース編集が可能です。
埋め込めるコンテンツの種類
タグには、データの活用目的にあわせてさまざまなコンテンツを埋め込めます。埋め込めるコンテンツは次の通りです。
・テキスト
・画像
・動画
・URL
・PDF
Matterportは、撮影しただけでも美しい空間スペースが完成しますが、そのスペースに、上記のような追加情報を掲載することで、空間、商品、サービスなどの魅力を最大限に発信できます。
事例②西台駅前ますやま内科糖尿病クリニック(東京都板橋区)
カテゴリごとにタグの色を使い分けている事例です。
各スペースの説明=水色
医療器具の説明=赤色
このようにタグの色を使い分けることで、院内の情報がよりわかりやすくなり、患者様の利便性が向上します。詳細はこちら
まとめ
クリニックにおけるMatterportの活用事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?今後もテクノロジーの進化とともに、クリニックの運営や医療サービスの向上に向けて、さらなる可能性が期待されます。